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米中の通商協議が「第1段階」の合意に達した。来年の大統領選を意識するトランプ米大統領と、国内経済の減速に直面する中国が「経済優先」の思惑で一致し、当面の対立回避で歩み寄った。世界経済を巻き込んだ貿易戦争は収束に向けて転換期を迎えた形だが、中国の産業補助金の取り扱いなど米中の主張が鋭く対立する課題は軒並み先送りされている。対立の火種は残り、歩み寄りの状況がいつまで続くかは見通せない。【中井正裕(ワシントン)、赤間清広(北京)、松倉佑輔】
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