台風上陸から2カ月たっても避難指示が解除されない町 宮城・大河原町と栃木市

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台風の影響で一部が崩れ、ブルーシートがかけられた高台ののり面。その上に建つ住宅の3世帯には、今も避難指示が出されている=宮城県大河原町で2019年12月12日午後2時21分、藤田花撮影
台風の影響で一部が崩れ、ブルーシートがかけられた高台ののり面。その上に建つ住宅の3世帯には、今も避難指示が出されている=宮城県大河原町で2019年12月12日午後2時21分、藤田花撮影

 台風19号の上陸から2カ月がたったが、宮城県と栃木県の計2市町ではいまだに避難指示が解除されていない。土砂崩れの恐れがあったり、道路が復旧していなかったりするためだ。住民らは「早く安全な状態に戻ってほしい」と祈っている。

 宮城県大河原町は、高台にある大谷地区の3世帯に対し、10月16日から避難指示を出し続けている。台風の影響で高台ののり面が崩れ、高台自体が崩壊する恐れがあるからだ。3世帯の一軒家が建つ場所は、崩れたのり面から数メートルしか離れていない。雨で崩落がさらに進まないように、町はブルーシートをかけて応急処置をしている。

 3世帯のうち1世帯は既に引っ越した。もう1世帯の50代女性も町外へ引っ越すといい、「周りも被災していて物件が見つかりづらく、20~30軒ほど回ってやっと住むところが見つかった。大河原町の環境がすごく好きだったので残念」と肩を落とす。高台にある別の1世帯にも「避難準備・高齢者等避難開始」が出されたままだ。この家に住む水戸ゆきえさん(69)は「町はブルーシートをかけた後、何の対応もない。もっと誠実な…

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