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時代の風

「最長政権」に求められるもの 「自己修正力」を遺産に=中西寛・京都大教授

=北山夏帆撮影

 安倍政権は先月、憲政史上最長の政権となった。その歴史的評価は将来の歴史家に委ねられるが、自民党総裁の任期延長がない限り、残り2年を切った政権の遺産を考えることは、残任期間の課題を考える上でも無駄ではないだろう。

 2012年末に始まった第2次政権以前に、ほぼ1年ごとに6人の首相が入れ替わった混乱状態を振り返れば、現政権が日本の政治外交に安定をもたらしたことは特筆すべき功績といって良いであろう。

 リーマン危機後の不況、東日本大震災、世界経済第2位の地位の喪失、外交関係の不調などによって日本人は傷つき、自信を失い、不安を感じていた。そうした気持ちを振り払う上で、政治の安定は大いに効果があった。譲位を望まれた上皇の意向への対応は迅速とは言えなかったが、スムーズに新天皇の即位と令和への改元を実行した手腕は、政権の実力を印象づけた。

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