最後まで支えた運転手 故郷の再興願い 中村医師と共に犠牲

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亡くなったザイヌラ・ムサムさん(左)。中村哲医師の専属ドライバーとして真面目な仕事ぶりが評価されていた=杉山大二朗さん提供
亡くなったザイヌラ・ムサムさん(左)。中村哲医師の専属ドライバーとして真面目な仕事ぶりが評価されていた=杉山大二朗さん提供

 アフガニスタン東部で武装集団に銃撃された福岡市のNGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師(73)とともに犠牲になった男性運転手、ザイヌラ・ムサムさん(33)は10年近く中村さんの専属ドライバーとして活躍した。会が活動拠点を置いたナンガルハル州ジャララバードの出身で、干ばつと治安悪化にあえぐ故郷の再興に東奔西走する中村さんを最後の瞬間まで支え続けた。

 「魂が安らかでありますように」「神の祝福を」。ザイヌラ・ムサムさんのフェイスブックには事件後、友人が生前の写真を投稿し、次々と追悼のコメントが書き込まれている。本人のプロフィル写真には、銃を真っ二つにへし折る両手のイラストが添えられ、平和への人一倍強い思いが伝わってくる。

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