- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

かんぽ生命保険の不正販売問題で、同社と日本郵便は、「来年1月中」としていたかんぽ商品の営業再開を延期する調整に入った。不正の疑いがある契約18万3000件の調査が完了していないことに加え、今後金融庁と総務省による行政処分が予想される中で、早期の営業再開は難しいと判断している模様だ。両社は7月から営業を自粛し、これまで2度にわたって営業再開時期を延期している。自粛期間が長引けば、業績への影響は一段と大きくなる。
両社と親会社の日本郵政は18日、不正問題の社内調査結果を公表する。不正の疑いのある契約18万3000件(契約者数15万6000人)のうち、郵便局員による虚偽説明などの保険業法違反や、家族の同席を省くなどの社内規定違反は、過去5年間で約9000件に達する見通し。契約者への確認が進んだことで、9月の中間報告時点の6327件から大幅に拡大する。
この記事は有料記事です。
残り336文字(全文714文字)