廃線逃れた貴志川線描く「猫の駅長」 オーディション400人、真剣に 来年5・6月、全編県内ロケ /和歌山

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オーディションで自己PRをする応募者=和歌山市伊太祈曽の伊太祁曽神社で、後藤奈緒撮影
オーディションで自己PRをする応募者=和歌山市伊太祈曽の伊太祁曽神社で、後藤奈緒撮影

 住民らの運動で廃線の危機を逃れた和歌山電鉄貴志川線の姿を描く映画「猫の駅長」の出演者を選ぶオーディションが14、15両日、和歌山市の伊太祁曽神社などであった。1次審査を通過した約400人が県内外から参加し、真剣な表情で面接の最終審査に臨んだ。【後藤奈緒】

 映画は、存続のために活動する住民らの実際の運動を軸に、乗客らのさまざまなエピソードを交えて描く群像劇。主人公を中村雅俊さんが演じる。監督は長年、山田洋次監督の助監督や共同脚本を務めた平松恵美子さん。2021年の公開を目指して作業が進んでいる。

 映画化のきっかけは、伊太祁曽神社の禰宜(ねぎ)、奥重貴さんが小学校の同級生で新進気鋭の脚本家、村川康敏さんに送った「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の返信。村川さんは福井県のローカル私鉄「えちぜん鉄道」を舞台にした「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」で脚本を担当しており、奥さんは自分の地域にも赤字の路線があることを何気なく書いたのだ。

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