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余録

英国の辞書が毎年発表する「今年の言葉」は…

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 英国の辞書が毎年発表する「今年の言葉」は、そろって気候・環境関係だった。「気候非常事態」(オックスフォード大学出版局)「気候ストライキ」(コリンズ編集部)「アップサイクル」(ケンブリッジ大学出版局)▲世界中で気象災害が続く現状は、もはや気候変動といった生易しい段階でなく非常事態であるとして、使用頻度が急増したという。9月には国連気候行動サミットに合わせ、地球温暖化対策の遅れに抗議するデモが各地で起きた▲不用品や廃棄物の再利用(リユース)や再資源化(リサイクル)に加え、より良い物に作り変えようという考え方も広がっている。気候・環境問題は、今や特別に意識が高い人々の関心事にとどまらない政治課題になりつつある▲小泉進次郎環境相が地球温暖化対策の国際会議で、日本は石炭火力を続けると演説して非難を浴びた。「脱石炭」への調整は、経済産業省や首相官邸にはねつけられた。入閣時から想定されていた試練にあえなく屈した格好だ▲安倍晋三首相は「地球儀俯瞰(ふかん)外交」「世界のアベ」を名乗るが、気候・環境、人権や難民など地球規模課題には関心が低い。小泉氏は長期政権の「負のツケ」を負わされているわけだが、ピンチをチャンスに変えるべき時だろう▲それにしても日本の政治家の「今年の漢字」は、新元号や諸改革に絡めた安倍首相の「始」、軽減税率を表す山口那津男公明党代表の「軽」など内向きすぎる。地球を忘れた危機感の薄さは「政治非常事態」だ。

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