米国に尽くし、利用され、捨てられた国なき山岳民族クルド人の夢と苦悩

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「学校に戻りたい」と語るクルド人難民の小学生バシャルさん=イラク北部バルダラシュ難民キャンプで2019年11月28日、篠田航一撮影
「学校に戻りたい」と語るクルド人難民の小学生バシャルさん=イラク北部バルダラシュ難民キャンプで2019年11月28日、篠田航一撮影

 1989年の東西冷戦終結後、唯一の超大国となった米国は「世界の警察官」として中東への軍事的関与を強めた。それを支えたのが、少数民族クルド人だった。米兵が不慣れな砂漠地帯の作戦などに協力し、91年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争、さらに14年から続く過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で米国の「勝利」に貢献した。しかし今、米国は中東からの軍撤収を進め、「後ろ盾」を失ったクルド人は、この地域で深まる混迷のさなかに置き去りにされている。【バルダラシュ(イラク北部)で篠田航一】

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