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首相は34歳女性、閣僚も女性12人…フィンランド「ガラスの天井」ない理由

フィンランドの新連立政権を担う30代前半の女性たち。右から、緑の党党首のオヒサロ内相、マリーン首相、中央党党首のクルムニ副首相兼財務相、左翼同盟党首のアンデション教育相=ヘルシンキで10日、AP

 北欧フィンランドで34歳女性のマリーン前運輸・通信相が現職として世界最年少の首相に就き、話題を呼んでいる。同国では連立5与党のうち3党の党首が30代女性で、マリーン氏を支える閣僚として政権に参画している。若手女性がなぜ政界の指導者となれるのか、背景を探ってみた。【ヘルシンキで大前仁】

 今月10日に発足した新内閣は、閣僚19人のうち女性が12人に上り、男性7人を圧倒する。マリーン氏が所属する第1党・社会民主党の党首は男性のリンネ前首相(57)だが、連立を組む他党の党首はいずれも女性で、ヘンリクソン法相(55)=スウェーデン人民党▽オヒサロ内相(34)=緑の党▽クルムニ副首相兼財務相(32)=中央党▽アンデション教育相(32)=左翼同盟――という年齢構成だ。

 クルムニ氏が今月13日、毎日新聞の取材に応じ「同僚の党首が女性というのは素晴らしいし、面白い偶然だ」と説明し、「我々の性別や年齢が(内閣の取り組みに)影響を与えることはない。自分たちに課せられた職務に取り組んでいくだけ」と強調した。

 最年少党首の一人のクルムニ氏は2015年、27歳で比例代表制の議会(1院制)に初当選した。今春初入閣し、9月に中央党党首に就任し、32歳で副首相の座を手にするなど、とんとん拍子で国政の階段を駆け上がる。だが、本人は淡々と「大学の組合で政治活動に参加したのがきっかけ。その後も次々と選挙に立候補してきた。フィンランドでは全く珍しくない」と話す。

 確かにフィンランドで女性が要職に就くのは、今年に限ったことではない。00年にハロネン社会民主党党首が初の女性大統領に就任し、任期中にヤーテーンマキ氏(03年)、キビニエミ氏(10~11年)という2人の女性首相が誕生した。大統領と首相の2人の女性指導者が外交舞台でそろい踏みする場面もみられた。

 その源流は1906年…

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