原発避難訴訟、国の責任認めず 東電に44万円支払い命じる 山形地裁

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 東京電力福島第1原発事故で福島県から山形県に避難するなどした201世帯734人が国と東電に慰謝料など計約80億7400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、山形地裁は17日、国の賠償責任を認めず、東電に対し原告5人に計44万円の支払いを命じた。原告側は控訴する方針。

 同種訴訟の1審判決は13件目。このうち国と東電を相手取った訴訟は10件で、国の責任を認めなかったのは4件目。

 貝原信之裁判長は5人以外の原告について「慰謝料は東電が既に弁済した額を超えない」などと指摘した。

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