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安倍政権が進めてきた大学入試改革に黄信号がともっています。そもそも入試改革の狙いは何だったのか。今後どうなるのか。

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国・数記述式、白紙撤回 入試制度、ずさん設計

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記者会見を終え、一礼する萩生田光一文科相=文部科学省で2019年12月17日午前10時16分、宮間俊樹撮影
記者会見を終え、一礼する萩生田光一文科相=文部科学省で2019年12月17日午前10時16分、宮間俊樹撮影

 大学入試改革の一環で2020年度から始まる大学入学共通テストの2本柱がともに白紙に戻されることになった。英語民間試験の活用と記述式問題の導入。いずれも制度設計の甘さが露呈した形だ。背景を探った。

政治主導、時期ありき

 「目指すべき理想とそれを評価するシステムの間に齟齬(そご)が生じた。埋められると思ったが、埋められなかった」。萩生田光一文部科学相は17日の閣議後記者会見で険しい表情で記述式問題の導入見送りの理由を語った。

 今回の入試改革の出発点は、安倍晋三首相肝いりの教育再生実行会議の13年の提言だった。提言は、新テストの複数回実施▽個別入試の総合評価重視への転換――などを打ち出した。文科相の諮問機関の中央教育審議会が14年12月、記述式問題の導入と英語民間試験の活用を答申した。

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