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街角から

夢は下級公務員 ソウル支局・堀山明子

一番手前に平積みされた「90年生まれが来る」=ソウル市内の書店で2019年12月9日、堀山明子撮影

 「文在寅(ムンジェイン)大統領が青瓦台(大統領府)の全職員に贈ったのはこれ」。知人に言われて目をやると、平積みされた本があった。「90年生まれが来る」。1年前の大ベストセラーだ。再び目立つ場所に移されたのは、クリスマスの贈り物にする人が多いからだろうか。

 本で紹介された1990年代生まれは、安定志向が強く、名門大学を出ても最下級の「9級公務員になるのが夢」。実際、9級の合格率はここ数年、2%に満たない狭き門になっているという。

 巨大な権限を持つ大統領が交代するたび、上級公務員には左遷の危機が訪れる。そんなことに左右されず、しっかり自分の時間が確保できる9級こそが、彼らの理想なのだ。一流企業で「昇進エスカレーター」に乗るのもイヤ。正義感が強く、上司の不正や不合理な慣習は絶対許さない。組織にとっては不穏分子だが、新風を巻き起こす力を秘めている。

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