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アニマルクライシス

ネオニコ系農薬、生態系に影響か

宍道湖。夕日の美しさで名高い=松江市浜佐田町で、鶴谷真撮影

 <くらしナビ・環境>

 ミツバチの大量死の一因と指摘されてきたネオニコチノイド(ネオニコ)系の農薬が、湖の魚の激減を引き起こしている可能性を指摘する調査結果が先月報告された。渡り鳥にも悪影響を及ぼしていることも指摘されている。海外と比べ日本は使用規制が緩く、不安の声が上がる。

 ●宍道湖で消えたトンボ

 「山室先生の論文を読んで、『ああ、これだったのか』と。ずっともやもやしていたことが晴れた気がした」。松江市のトンボ愛好家、大浜祥治さん(62)は、宍道湖(島根県)で、ある時期を境に特定のトンボが激減した資料を示しながら、「まさかネオニコが影響しているとは思いも寄らなかった」と続けた。

 県職員だった1987年から同市秋鹿町の宍道湖畔で、ウチワヤンマとナゴヤサナエの羽化した殻の数を調べていた。その結果に、不自然な数値が出たのは94年のこと。ウチワヤンマは、その年から4年連続でゼロになったのだ。

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