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私の社会保障論 アスリートの当事者研究 安全に弱音吐ける場を=東京大先端科学技術研究センター・熊谷晋一郎

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 2020年の東京五輪・パラリンピックが近づいているが、アスリートについても当事者研究を進めている。

 きっかけは、元バスケットボール日本代表で、五輪に出場した小磯典子さんとの出会いだ。アスリートの健康問題を訴えていた。

 けがでもしなければ休めない生活で、強い生理痛に悩まされたという。薬を飲んで痛みを抑えつけ、勝利を目指す。それを「身体の声を犠牲にする」と表現していた。

 スポーツは体を競技やルールに合わせようとする。だが、ぴったり合う人はまれで、身体の否定のようなものが生じるのは無理もないだろう。

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