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日中韓漫画三国志

人気作家が明かした舞台裏(上)師匠に言われた「読者に幸せのお裾分けを」

日本の人気漫画家4人が中国で描いた記念の色紙=中国福建省アモイで2019年11月12日午後5時37分、河津啓介撮影

 漫画やアニメに代表される日本の文化発信力に、中国が熱視線を向けている。コンテンツ産業の育成に力を入れる中国福建省アモイ市政府は毎年11月、大規模な国際イベントを開催し、日本の漫画やゲーム、アニメ業界との連携を模索する。今年11月13日には、中国の漫画アプリ「新漫画」が主催する漫画賞の授賞式があり、日中の人気漫画家がパネルディスカッションで創作の舞台裏やこだわり、挫折を乗り越えた経験を語り、中国の若者にエールを送った。

 パネルディスカッションには、「イノサン」の坂本真一さん、「風の大地」のかざま鋭二さん、「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の太田垣康男さん、「オールドボーイ」「天牌」の嶺岸信明さん、「鏢人(ひょうじん)」の許先哲(きょ・せんてつ)さんが参加。漫画編集者の御木基宏さんが司会を務めた。【構成・河津啓介】

坂本さん「理想の線求めデジタルに」

太田垣さん「ネームは単行本1冊分」

 司会 作業態勢に加え、締め切りを守るためのテクニックや心構えを教えてください。

 坂本さん 僕は6年前から作画環境はフルデジタルになっています。ペンと紙というアナログの道具に限界を感じ、自分が思うような線を描くには、デジタルに移行するしかないと感じたからです。現在のスタッフは計5人。毎週、作画に3日間をあてています。

 現在連載中の作品は当初、週刊連載でしたが、現在は隔週です。作画の時間を確保したいと思ったからです。また、通常は、ネーム(漫画の設計図)を作り、作画して、次の回のネームを練る、という流れだと思いますが、私の場合はネームをかなり先の分まで作っています。

 落ち着いて絵を描くためネームに余裕を持たせ、せかされて絵を描く事態を避けられるよう工夫しています。また、5人のスタッフの得意分野に応じて役割分担しています。

 かざまさん 漫画を描き始めて約50年になります。古い…

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