自然災害伝承碑 進まぬ申請 自治体関心に差 地図記号制定も知名度低く

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国土地理院が制定した自然災害伝承碑の地図記号=国土地理院提供
国土地理院が制定した自然災害伝承碑の地図記号=国土地理院提供

 自然災害の記録や教訓を刻んだ石碑やモニュメントの場所を示す「自然災害伝承碑」の地図記号を今年制定した国土地理院は、4月から全国の市区町村に申請を呼びかけている。市民らによって長く守られてきた碑が地図上に追加されていく一方、自治体の防災担当者が国土地理院の取り組みや碑の存在を把握していないために申請されない課題も浮かんでいる。

 災害関連死を含め、広島や岡山などで270人以上が犠牲となった昨年7月の西日本豪雨では、過去の惨事を伝える災害碑がありながら、教訓が地元住民に十分に受け継がれていない地域があった。こうした問題を受け、国土地理院は、自然災害伝承碑として石碑を模した記号を制定。情報提供を全国の全市区町村に文書で呼びかけ、4月から申請を受け付け始めた。

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