「社会状況改善すべく性的被害公表 公共性ある」 伊藤詩織さん勝訴 判決ポイント
毎日新聞
2019/12/19 06:55(最終更新 12/19 17:30)
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ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が元TBS記者の山口敬之氏(53)から性的暴行を受けたとして損害賠償請求し、勝訴した。争点になったのは、性行為に合意があったかどうか。東京地裁は、伊藤さんの供述について「客観的な事情や行為後の行動とも整合し、信用性が高い」とする一方、山口氏の供述は「重要部分で不合理な変遷がある」と判断。酩酊(めいてい)状態の伊藤さんに対し、山口氏が性行為に及び、意識回復後も体を押さえつけて性行為を継続した――と認定した。判決のポイントを整理した。【中川聡子、塩田彩/統合デジタル取材センター】
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