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変革

第11部 プロ野球 パ・リーグ/4 近鉄、瀬戸際の合併

「10・19川崎決戦」のダブルヘッダー第2戦で勝利がなくなり、優勝が消えて、暗いムードが漂う近鉄ベンチ

 「しもたー。南海と阪急に先を越された」。1988年、近鉄バファローズのオーナーだった佐伯勇(89年死去)が側近に漏らした発言だ。

 88年9月、南海ホークスの親会社が関西国際空港開港に伴う沿線開発に集中するため、ダイエーへの球団の身売りを決定。宝塚大劇場改修など大型計画を抱えていた阪急ブレーブスの親会社も10月19日にオリックスへの売却を決めた。私鉄トップの沿線距離を誇る近鉄の社長としても21年間君臨し、大阪商工会議所会頭などを歴任した佐伯は野球も愛してやまなかった。しかし、同じ関西私鉄2社と同様に球団経営に限界を感じ、売却の構想を練っていたのだ。

 皮肉にも、88年の近鉄はかつてない注目を浴びた。先に全日程を終えた首位・西武ライオンズに対し、最後の2試合となるロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)とのダブルヘッダーで連勝すれば、優勝するところまで粘った。くしくも、阪急の身売りが発表されたのと同じ10月19日、場所は川崎球場。3万人を集めた第1試合は近鉄が逆転勝ち。第2試合は午後6時44分開始だった。

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