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銀行を震え上がらせた「金融検査マニュアル」 20年で役目終える

金融庁=根岸基弘撮影

 金融庁は、バブル崩壊後の不良債権処理のため1999年に導入した「金融検査マニュアル」を廃止した。廃止は18日付。厳格な査定で不良債権をあぶり出し銀行経営の健全化に威力を発揮したが、銀行の意欲的な融資を制約するなど弊害も目立つためだ。金融庁は新たな検査指針で各行の独自の経営戦略を反映した融資判断を促すが、一部の地銀からは戸惑いの声も漏れている。

 「マニュアルは不良債権処理に対応するための緊急措置。これからは銀行が自らの判断で、積極的に企業の成長を後押しする必要がある」。金融庁幹部はマニュアル廃止の狙いをこう話す。

 90年代、バブル崩壊で不動産価格や株価が下落し企業の財務内容が悪化。これらの企業に融資してきた銀行は巨額の不良債権を抱え、97年、北海道拓殖銀行や山一証券などの破綻が相次いだ。混乱収束には不良債権を厳格に査定し、貸し倒れに備え十分な引当金を積む必要があった。

 そこで策定されたのがマニュアルだ。融資先…

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