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よみがえる田中正造

死の川に抗して/6 内村演説 青年の心に光=中村紀雄 /群馬

内村鑑三

 田中正造旧宅(栃木県佐野市小中町)で見つけた記事に書かれていた、若き日の文豪、志賀直哉と父親の口論の中心は田中正造の天皇直訴であった。このことが示すように、正造の直訴は当時の若者たちの血をたぎらせるものであった。正造は直訴してその場で殺されるつもりであったが、つまずいて直訴状を馬車に投げ入れることはできず、殺されることもなかった。この点は失敗として正造は大いに悔いたが、結果は正造の意図に反してすごい反響を巻き起こした。特に心ある若者の正義感に点火したのだ。

 足尾銅山鉱毒事件をめぐり、東京・神田美土代町の東京キリスト教青年会館で行われた内村鑑三(1861~1930年)の演説は火を吐くように激烈だった。

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