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霞が関官僚覆面座談会

上/ 内閣人事局の背後には経産省、そのまた後ろに財界が…

霞が関の官庁街(手前)=東京都千代田区で、本社ヘリから宮武祐希撮影

 ちまたではパワハラ、セクハラなどのハラスメント論議や、働き方改革が花盛り。では、ふだん私たちが接することが少ない「霞が関」の職場はどうなのか。実情に詳しいジャーナリストの横田由美子さんを司会に、キャリア官僚2人に語り合ってもらった。

新序列「官邸官僚と、なれない人」

 横田 まず、それぞれの「社風」を教えてください。総務省は旧自治省と旧郵政省などが合併しましたが、旧自治官僚には「我こそは『官の中の官』だ」というところがありました。

 総務省 プライドは今でも高いですね。旧自治だけが、若くして副知事や副市長として地方自治体を運営できる。他の役所ではほとんどないことで、エリートになったという実感は他に比べてあるかもしれません。加えて首相秘書官は通常、財務が筆頭ですが(事務方トップの)官房副長官といえば旧自治。旧自治は旧内務の保守本流で、「財務省、何するものぞ」という意識は今もあります。

 横田 霞が関は、財務省を中心とするヒエラルキー(階級)という印象です。「序列」はあるのでしょうか。

 総務 その意味での序列は消えつつあり、「(首相)官邸官僚」になるグループと、なれない人たちに分かれてきています。官僚の人事権を握る内閣人事局ができたので、首相や官房長官、官房副長官に気に入られないと省庁トップになれない。官邸に送られた官僚は政治と密接に関係して各省庁のエース級と親しくなり、役所に戻る。以前とは異なり、事務次官が有望な若手を官邸に送っても、そこで「ダメ」というレッテルを貼られると、もう出世できない。出身省庁ではなく、官邸官僚になれるかどうかという序列ができています。

負けた財務省

 横田 厚生労働省も旧厚生、旧労働が合併しました。

 厚生労働省 厚労省になって以降に入省した人が現在、室長級になっています。その上の世代は旧厚生、旧労働時代の入省で、まだ別々という感じですね。次官級としては事務次官と厚労審議官がいて、旧厚生と旧労働で…

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