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ベトナム人技能実習生の「労災隠し」か 豪雨被災地の村発注工事で 福岡

河川復旧の工事中にコンクリートブロックが左足の上に落ちてきた時の状況を支援者に説明する26歳のベトナム人技能実習生(手前)=福岡県東峰村で2019年9月3日午後0時12分、樋口岳大撮影

 2017年の九州北部豪雨で被災した福岡県東峰村で復旧工事に従事していたベトナム人の技能実習生2人が仕事中に負傷したのに、雇用主の会社が労働基準監督署に報告せず、「労災隠し」の疑いがあることが判明した。2人は本来の目的だった左官の技能実習が受けられなかったとも訴えている。災害が相次ぐ中、実習生が事実上の「単純労働力」として、危険と隣り合わせの復旧現場で働かされている実態が浮き彫りになった。

 2人が加入する全国一般北九州合同労働組合(ユニオン北九州)によると、2人は昨年1月に来日。2月から福岡県うきは市の建設会社で最低賃金の水準で働き始め、同社が元請け会社から請け負っていた東峰村発注の河川の復旧工事現場で働いた。仕事は実習目的の左官ではなく、崩れた谷川の護岸のため石を積むなどの単純作業がほとんどで、2人は「左官を教えてもらったのは実技試験を受ける直前の数時間だけだった」と訴える。

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