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ALS国会議員の決断(その1) 全身まひで生き抜く

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参院本会議場を後にし、笑顔を見せる舩後靖彦さん(左)と介助する佐塚みさ子さん=国会内で2019年12月9日、梅村直承撮影
参院本会議場を後にし、笑顔を見せる舩後靖彦さん(左)と介助する佐塚みさ子さん=国会内で2019年12月9日、梅村直承撮影

 臨時国会が閉幕した9日、参院議員の舩後(ふなご)靖彦さん(62)=れいわ新選組=は、多くの議員からあいさつを受けながら本会議場を後にした。じゅうたんに車輪が食い込む重さ約150キロの大型車椅子で廊下に出ると、秘書を介して記者に1枚の紙を見せた。記されていたのは趣味の短歌。「国会の床きしむほど桜舞う よどむ大気にしず心無し」。「言論の府」が、安倍晋三首相が主催した「桜を見る会」の私物化問題で揺れた様子を皮肉る内容で、わずかに動くほおを上げて笑った。

 難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患い、全身まひの状態ながら7月の参院選で初当選。人工呼吸器を着けた初の国会議員となった。外出は週1、2回からほぼ毎日に激増した。発症から20年にして、一番多忙な日々を送っている。

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