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優生社会を問う

拒まれる障害者、いわれなき差別 共生社会の実現遠く 施設反対運動全国調査

「子どもたちの安全を守れ」などと書かれたのぼり旗が立ち並ぶ光景を見つめるグループホームの男性。「僕が何か悪いことをしたのだろうか」とつぶやく=横浜市都筑区で2019年11月17日、上東麻子撮影

 障害者施設を巡り、過去5年間に少なくとも全国で68件の建設反対運動が起きていた。障害者差別解消法の施行から3年がたったが、依然としていわれのない差別に苦しむ障害者の実態が見えてきた。障害のあるなしに関係なく、市民がともに暮らす社会の実現への課題を探るため、現場を歩いた。【上東麻子、千葉紀和】

「どこに住めばいい」施設反対に戸惑う障害者ら

 「運営反対」「地域住民の安全を守れ」――。今年11月、横浜市都筑区の住宅街に建てられた障害者グループホーム(GH)周辺の民家十数軒には、こう書かれた30本以上の大きな黄色いのぼり旗が並んでいた。

 このGHは、同市が2018年3月に設置を認めた。運営事業所で訪問看護サービスを展開する「モアナケア」(同区)は地元住民の求めに応じ、同年12月と今年1月に説明会を開いた。だが、住民は「地価が下がる」「子どもたちの安全が脅かされる」などと主張し、開設に反対。3月になると一斉にのぼり旗を立て、開設反対の署名約700筆を同市に提出した。

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