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上皇さまはライフワークである魚類研究に取り組む時間を増やされている。オキナワハゼ属に関する新しい論文を執筆しており、研究の拠点としている皇居内の生物学研究所を訪れる回数は、週2~3回に上っている。
魚類の研究で交流を続ける中坊徹次京都大名誉教授(70)によると、今月11、12日に同研究所で新しい論文について意見を交換したという。中坊さんが論文の疑問点を指摘すると、上皇さまが「そこはちょっと」と言って、自らの考えを述べるなど、真剣な議論が続いた。
中坊さんは、研究に取り組んでいる上皇さまを「観察し、論理を組み立て、結論を出すプロセスに取り組むことを心から楽しむ本物の研究者」と尊敬したうえで、「退位されて時間もでき、研究所を訪れる回数も増えている。新しい論文が早く発表できるようお手伝いしていく」と話す。
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