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全国高校駅伝2021

2021年12月26日に京都市で開かれる男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会のページです。

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合宿地の「母」への感謝を胸に… 全国高校駅伝女子2位、神村学園の中須主将

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レース後、笑顔で語り合う神村学園(鹿児島)の中須瑠菜主将(左)と足立有希さん=京都市右京区で2019年12月22日午後0時48分、林壮一郎撮影 拡大
レース後、笑顔で語り合う神村学園(鹿児島)の中須瑠菜主将(左)と足立有希さん=京都市右京区で2019年12月22日午後0時48分、林壮一郎撮影

 22日行われた女子第31回全国高校駅伝競走大会。2位になった神村学園の中須瑠菜主将(2年)は、独りよがりだった自分に大切なことを気付かせてくれた合宿地・大分の「母」への感謝の気持ちを胸に、都大路を駆けた。

 「大分の母」とは大分県竹田市久住町の足立有希さん(27)。昨年、今年と神村学園は人口わずか37人の小さな集落の公民館を改修した宿舎で、夏合宿を実施。足立さんら地域住民が、選手らの食事を担当してくれた。普段は地元中学校に事務職員として勤務する足立さん。仕事の合間を縫って、約40日間、全ての食事メニューを考え、調理した。そして、厳しい練習をする選手らの話し相手にもなった。

 中須主将は練習で競い合うだけでなく、部員をまとめる役割もあり、つらい時期だったが、足立さんに元気をもらった。「自分が走れればよい」との考えが、夜遅くまで自分たちの食事の後片付けをする足立さんの姿を見るうち、「チームのために」との思いに変わった。

 最終5区の中須主将は2位でたすきを受け、懸命に追ったが及ばなかった。京都に駆けつけ、沿道で声援を送った足立さんは「歯を食いしばって泣きそうになりながら走っている瑠菜ちゃんの姿を見て、思わず涙が出た。よく頑張ったと思う」とたたえた。中須主将は「有希さんの声が聞こえて頑張りたかったが体が動かなかった。この悔しい気持ちをバネにして来年は絶対に優勝したい」と話した。【林壮一郎】

【全国高校駅伝2021】

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