男女同時出場の学法石川「地元に元気を」 台風19号で被災も都大路で健脚披露

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レースを終え、保護者やOBに向けた報告会に臨む学法石川の選手たち=京都市右京区で2019年12月22日午後3時17分、磯貝映奈撮影 拡大
レースを終え、保護者やOBに向けた報告会に臨む学法石川の選手たち=京都市右京区で2019年12月22日午後3時17分、磯貝映奈撮影

 男子が9年連続11回目、女子が7年連続7回目の出場となった学法石川(福島)。今年10月の台風19号で、学校がある福島県石川町も被害を受け、陸上部の部室も一部が浸水。練習場所のグラウンドや町が整備したクロスカントリーコースは使えない状態になったが、不利な条件を克服し、都大路で健脚を見せた。

 台風の被害を受けたのは、福島県予選のわずか2週間前だった。選手らは練習場所を求めて、近隣市町村の競技場を回り、時には栃木県まで移動したこともあったという。また男子5区を走った藤宮歩選手(1年)らが通学に使っているJR水郡線も不通に。松田和宏監督が毎日、郡山駅から学校まで送迎した。

 県予選の前には、ボランティア活動にも行き、地域の人たちから励ましの声をかけてもらったという。今回は「石川町の人たちに元気を与えたい」と特別な思いをもって臨んだ。男子は初優勝は逃したが、過去最高の3位で「最強世代」と呼ばれた昨年大会での県記録を9秒更新。女子も中盤で順位を上げ、粘りを見せた。

 選手たちは「走っている時も、石川町の人たちや支えてくれる人たちを思い出した。自分たちの走りで何か伝わるものがあればうれしい」と話した。【磯貝映奈】

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