全国高校駅伝

男子・秋田工は13位 女子・秋田北鷹44位 /秋田

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13位でフィニッシュする秋田工の佐藤宏亮選手=京都市で 拡大
13位でフィニッシュする秋田工の佐藤宏亮選手=京都市で

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に行われた。男子はハイペースのレースとなり、県勢の秋田工(7年連続25回目)は2時間3分43秒と従来の県記録を1分以上更新し13位でフィニッシュした。女子の秋田北鷹(2年ぶり8回目)は1時間16分で44位でゴールした。選手たちが師走の都大路を力走する姿に沿道からは大きな声援が送られた。【下河辺果歩】

 ◆男子

秋田工は13位 攻める走り展開

 秋田工は序盤から攻めるレースを展開し13位でフィニッシュ。上位陣がハイペースのレースとなったため、入賞には届かなかったが、2014年に同校が都大路で作った県記録(2時間5分6秒)を大幅に更新した。

 1区には県大会同様、中川雄太選手(2年)が起用された。各校の主力選手が集う区間だが「強い選手と走れる楽しみや『やってやるぞ』という気持ちが強かった」。8キロまでは第1集団で粘る好走を見せ、10位で中継所に飛び込んだ。

 「前を追えるいい位置でたすきをもらった」と2区の小松兼梧選手(2年)。テンポの良い走りで順位を三つ上げると、第2中継所付近では、たすきを握った拳を突き上げた。

 3区の高橋銀河主将(3年)は「中盤にもう少し粘れれば良かった」と話したが、チームの主力選手として留学生ランナーも交じる長距離区間で安定した走りをみせた。

 「1年間苦しいレースが多かった中で、ようやく本来の走りをしてくれた」と高橋正仁監督が喜んだのが4区の高貝瞬選手(同)。区間11位の好走で、5区の浮田大助選手(同)、6区の柴田宜憲選手(同)も粘り強い走りをみせた。

 最終区間の7区は佐藤宏亮選手(1年)。昨年7区を走った小松選手からアドバイスを受けたといい、「前半の下り坂では力をセーブして、後半にペースを上げることができた」。2年生が流れを作り、3年生が着実につないだたすきを、1年生ランナーが冷静にゴールまで運んだ。

 ◆女子

秋田北鷹44位 布陣変更も力走

44位でゴールする秋田北鷹の佐藤愛奈選手=京都市で 拡大
44位でゴールする秋田北鷹の佐藤愛奈選手=京都市で

 2年ぶりに都大路のスタートラインに立った秋田北鷹は、選手のけがや不調が重なって県大会と異なる布陣でのレースを強いられた。しかし、懸命にたすきをつなぎ、44位でゴールを駆け抜けた。

 1区に回ったのは県大会でアンカーだった野呂くれあ主将(3年)だった。「みんなが安心して走れるよう、レースの流れをつくりたい」と各チームのエース級が集まる最長区間を志願したという。「周囲にのまれず自分のペースを守れた」と野呂主将。42位で中継所に駆け込むと、ポンと背中を押して、渡辺望美選手(2年)を送りだした。

 「走り出してすぐ抜かれて焦ってしまった」と振り返った渡辺選手。それでも、アップダウンのあるコースを粘り強く駆け45位でたすきをつないだ。

 3区は佐藤里緒選手(同)。「前半に突っ込んで後半は苦しかった」という力走で順位を一つ上げてリズムに乗ると、4区は県大会では補欠だった阿部優華選手(同)。「いつでも走れるように準備をしてきた」と下り坂をうまく使って、順位をもう一つ上げて43位でアンカー、佐藤愛奈選手(3年)にたすきが渡った。

 県大会では2区でレースの流れを作った佐藤選手。「全員、笑顔でたすきをつなぐ、という目標は達成できた」と、選手の汗とチームメートの思いを乗せたたすきの重みをかみしめながらフィニッシュラインに入った。


タイムと順位◇

 ◆男子・秋田工

1区 中川雄太(2)     29分13秒(10)

(10キロ)

2区 小松兼梧(2)      8分20秒(14)

(3キロ)         37分33秒(7)

3区 高橋銀河(3)     24分16秒(15)

(8.1075キロ) 1時間01分49秒(8)

4区 高貝瞬(3)      23分27秒(11)

(8.0875キロ) 1時間25分16秒(9)

5区 浮田大助(3)      8分49秒(17)

(3キロ)      1時間34分05秒(9)

6区 柴田宜憲(3)     14分45秒(15)

(5キロ)      1時間48分50秒(11)

7区 佐藤宏亮(1)     14分53秒(25)

(5キロ)      2時間03分43秒(13)

 ◆女子・秋田北鷹

1区 野呂くれあ(3)    21分36秒(42)

(6キロ)

2区 渡辺望美(2)     14分47秒(46)

(4.0975キロ)    36分23秒(45)

3区 佐藤里緒(2)     10分39秒(39)

(3キロ)         47分02秒(44)

4区 阿部優華(2)     10分38秒(42)

(3キロ)         57分40秒(43)

5区 佐藤愛奈(3)     18分20秒(45)

(5キロ)      1時間16分00秒(44)

 ※選手名の後の丸囲み数字は学年。各区の記録の上段は個人区間タイムと順位、下段はチームの通過タイムと順位。

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