全国高校駅伝

智弁カレッジ男子28位、大健闘 女子43位 /奈良

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 京都市で22日に開かれた男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)で、県代表の智弁カレッジは男子(7区間=42・195キロ)が2時間6分13秒で28位、女子(5区間=21・0975キロ)が1時間15分36秒で43位だった。女子は目標としていたチーム記録(1時間12分45秒)の更新はかなわなかったが、男子は2002年に智弁学園が出した2時間7分8秒の県高校記録を大幅に更新した。【小宅洋介】

 ◆男子

県高校記録、大幅に更新

激走を見せてフィニッシュする坂本智基選手=京都市右京区のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)で、三浦研吾撮影 拡大
激走を見せてフィニッシュする坂本智基選手=京都市右京区のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)で、三浦研吾撮影

 昨年に続き1区を担ったのは大森駿斗選手(2年)。序盤のハイペースに「周りが速く、ついていくのが大変だった」と振り返る。順位は49位だったが、ペースを保って集団の後ろにつき、2区の荒堀太一郎主将(3年)にたすきを託した。その思いに応えるかのように、荒堀主将が区間5位の激走を見せた。「区間1桁台で自分の仕事ができた」と、14人抜きで順位を35位に押し上げた。

 3区を走った中田千太郎選手(2年)は粘りの走りで36位。4区で待つ1年生、山下結選手に「区間で1桁取ってこい」と叫び、たすきをつなげた。先輩から激励を受けた山下選手は「期待に応えなければ」と得意の下りで勢いを付け、区間22位の好走。

 5区・上江洲陸選手(2年)は「もう少し踏ん張れれば」と話しながらも、3キロを懸命に走り抜いた。続く6区は中原優人選手(2年)。「ラスト1キロはよく走れたけれど、中盤失速したのが悔いが残る」と課題を挙げたが、順位を29位に上げた。アンカーの坂本智基選手(3年)は、トラックで他の選手と激しく競り合い、28位でフィニッシュ。「たくさん応援してくれる方がいて、言葉にはできない感情がこみ上げた」と語った。

 2時間6分13秒の記録は、目標としていた県高校記録を大幅に更新。荒堀主将は「一人一人がしっかりと自分の力を出し切ることができた。後輩たちには5分台の記録を目指してほしい」とエールを送った。

 ◆女子

後輩へ託す、懸命の走り

フィニッシュする女子のアンカー、川島真夕選手=京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)で、小宅洋介撮影 拡大
フィニッシュする女子のアンカー、川島真夕選手=京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)で、小宅洋介撮影

 エースが集う1区に起用されたのは、チーム唯一の1年生、土谷朱里選手。初の都大路に「緊張して、周りのペースに合わせすぎてしまった」と話したが、懸命に走って43位でたすきをつないだ。2区を走った池島和子選手(3年)は「粘らなければならないところで粘れなかった」と振り返る。思うようなレースができずに順位も47位まで落ちたが、意地を見せて堂々と走りきった。

 チームをもり立てたのが、3区の中西さくら主将(3年)だ。区間32位の好走で、順位を45位に押し上げた。たすきをつなぐ際には「頑張れ!」と、4区の林杏奈選手(3年)の背中をたたいた。

 初の都大路の舞台に臨んだ林選手は、レース後に「前の人を抜かそうと思ってもなかなか抜かし切れなかった」と悔しさを見せたが、44位に一つ順位を上げた。「支えてくれている人たちへの恩返しをしようと思って頑張って走った」と話したのは、アンカーを務めた川島真夕選手(2年)。言葉通りの激走を見せて1人を抜き、43位に順位を上げて堂々のフィニッシュだった。

 記録は1時間15分36秒。目標としていたチーム記録の更新は果たせず、中西主将は「目標は果たせなかったけど」と悔しい表情を見せた。だが、「1、2年生は長い区間を走ってくれた。来年もまた都大路に戻ってきてほしい。このメンバーで頑張ることができて良かった」と満足そうに話し、後輩に希望を託した。

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