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全国高校駅伝

男子・松浦40位、「最高記録」も壁厚く 女子・諫早8位、粘りの走りで入賞 /長崎

40位でフィニッシュする松浦の小茂田選手

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 22日に京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に開かれた男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)。県勢は女子で2年ぶりの都大路に挑んだ諫早が1時間9分5秒で8位に入り、10年ぶりの入賞を果たした。男子は2年連続出場の松浦が2時間7分43秒で40位だった。最後までたすきをつないだ選手たちに、沿道の観客からは大きな拍手と歓声が送られた。

 ◆男子

松浦40位 「最高記録」も壁厚く

 タイムは、昨年の都大路の記録を約1分縮める「松浦高校史上最高記録」だった。しかし全国の壁は厚く、目標の10位台を達成することはできなかった。

 大会直前に腰を痛めていた1区の植村優人選手(3年)は本来の実力を発揮できず、目標タイムを50秒近く下回って51位に。「申し訳ない。頼む」と、祈る気持ちでたすきを託した。

 2区以降は「一つでも上を」と徐々に順位を上げた。「普段以上の力を出した」と沢田洋監督が特にたたえたのは、4区の網本佳悟選手(1年)。「どの位置で来ても、良いレースができると思う」とレース前に語った通り、落ち着いた走りをみせた。

 43位でたすきを受けた7区の小茂田勁志選手(2年)は「思い切って楽しもう」と走った。スタート時は遠くに見えた他校の選手の背中を追い、フィニッシュ直前のトラックでも順位を上げて40位でレースを終えた。

 植村選手は「最後までチームに助けられた」と仲間をねぎらった。5区の山本羅生(らいき)選手(2年)は、「『悔しい』ではなく、『やり切った』と言って終わりたい」と来年への思いを語った。【中山敦貴】

松浦の在校生らTV観戦し応援

アンカーの小茂田選手がフィニッシュして拍手を送る在校生ら

 松浦市の松浦高では、部活で登校した在校生や教職員ら約70人がテレビの生中継を観戦した。

 1区で出遅れたものの、2区以降は着実に順位を上げ、中継点で選手が映るたびに歓声が上がった。7区の小茂田選手が40位でフィニッシュすると学校の小旗が振られ、力走に拍手が送られた。石田龍也さん(2年)は「去年より順位は下がったが陸上部の頑張りに刺激を受けている。お疲れさまと言いたい」と話していた。【綿貫洋】

 ◆女子

諫早8位 粘りの走りで入賞

8位でフィニッシュする諫早の畑本選手

 諫早が8位で10年ぶりの入賞を達成。都大路を逃した昨年の雪辱を果たした。「思い続けた者が勝つ」――。陸上部で受け継がれる合言葉の通り、各選手が粘りの走りで5区間をつないだ。

 1区の弟子丸小春選手(3年)は、「途中で先頭集団に離され焦った」というものの、必死で追い7位でリレーした。2区の森田真帆選手(2年)は、藤永佳子監督が「ここ最近で一番いい記録。流れを作ってくれた」とたたえる走りで、8位の入賞圏内を守った。

 3区の川尻優里選手、4区の川口幸奈選手はいずれも1年生。駅伝を走るのは小学生以来という川口選手は「緊張した」。ただ、「安心して待ってて」との川尻選手の言葉に力を受け「楽しんで走れた」という。

 8位の世羅(広島)と競り合いながら、たすきはアンカーの畑本夏萌(かほ)選手(2年)へ。畑本選手は区間5位の力走で長野東(長野)などとの入賞争いを制し、フィニッシュした。

 フィニッシュ後は、補欠の選手たちも一緒になって結果を喜んだ。昨年度の主将、大原美月選手(3年)は走ることはできなかったが、「昨年の悔しさが無駄じゃなかったと、今なら言える」と涙ながらに話した。【中山敦貴】

諫早の生徒ら、興奮も最高潮

 諫早市の諫早高では、部活や自主学習で登校した生徒約120人が視聴覚室などに集まり、テレビ中継を見ながら声援を送った。

10年ぶりの入賞を果たした選手らの健闘をたたえる生徒ら

 序盤から先頭グループにつける選手らの姿が映ると、生徒らは手製の旗を振りながら応援した。中盤以降は激しく入賞を争う展開。4区を走った川口幸奈選手(1年)の同級生、太田理乃香さん(16)は「かっこいい走りを見せて」と祈るようにエールを送った。

 激戦を制しアンカーの畑本夏萌(かほ)選手(2年)が競技場に帰ってくると生徒らの興奮は最高潮に。同級生で陸上部の寺田奈津美さん(17)は「競技は違うが練習に打ち込む姿をずっと見てきた。夏萌なら絶対にプレッシャーをはねのけてくれると信じていた」と涙ぐんだ。【田中韻】


県勢の記録◇

 <男子>松浦 2時間7分43秒

1区(10キロ)     植村優人  30分57秒(51) 51位

2区(3キロ)      吉浦悠    8分37秒(37) 48位

3区(8.1075キロ) 内野李彗  25分10秒(44) 46位

4区(8.0875キロ) 網本佳悟  24分19秒(37) 45位

5区(3キロ)      山本羅生   8分56秒(28) 43位

6区(5キロ)      藤山龍誠  15分 5秒(38) 43位

7区(5キロ)      小茂田勁志 14分39秒(18) 40位

 <女子>諫早 1時間9分5秒

1区(6キロ)      弟子丸小春 19分52秒(7) 7位

2区(4.0975キロ) 森田真帆  13分12秒(7) 8位

3区(3キロ)      川尻優里   9分59秒(11) 9位

4区(3キロ)      川口幸奈   9分46秒(9) 9位

5区(5キロ)      畑本夏萌  16分16秒(5) 8位

 ※敬称略。丸囲み数字は選手の区間順位、右端はチーム順位

〔長崎版〕

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