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全国高校駅伝

大分東明 男子、躍進6位入賞 女子、力尽くし17位 /大分

6位でフィニッシュする大分東明の河野選手

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 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着のコースであった。5年連続アベック出場の県代表の大分東明は、男子が2時間2分52秒で6位と前回の15位から躍進、一方、女子は1時間10分45秒で17位と昨年4位から順位を落とした。【河慧琳】

 ◆男子

躍進6位入賞 雪辱果たすも悔しさ

 昨年15位から6位に入賞。雪辱を果たした。それでも県予選大会で好タイムを記録し、表彰台を狙った選手は悔しさをにじませた。

 2年連続で1区を走った遠入剛選手(3年)。前回は区間33位に沈み、チームの追撃もかなわなかった。今年はトップ集団と大きく引き離されることなく、区間11位でたすきをつないだ。「後半ペースが上がって対応できなかった。トップ集団に追いつくチャンスもあったが、タイミングを逃した」と悔しがった。

 続く2区では、初の都大路となる青木森選手(同)が登場。「次の走者に思うような順位でたすきを渡せなかった」と順位を一つ下げた。

 チームプランではスピードのある3区のダンカン・キサイサ選手(2年)が表彰台圏内まで順位を上げる予定だった。しかし、ダンカン選手は「めっちゃ寒かった。大分に比べて京都は寒くて走りにくかった」。それでも区間順位は5位で、順位を12位から7位と一桁台に押し上げた。

 チームは順位を少しずつ上げていく。4区では上野優人主将(3年)が「納得のいく走りができた」と安定した走りで目標タイム通りの23分30秒で好走。更に一つ順位を上げて6位に付けた。

 5区の小山晴空選手(2年)は、上り坂が続くきついコースで粘り強い走り。たすきを受けてから一つ順位を下げたが、ラスト1キロからのスパートで6位を維持した。

 6区の庭瀬俊輝選手(同)は県予選で区間新記録を出し、井上監督がキーマンに指定した選手。区間順位4位の走りで更に順位を上げて5位に。井上監督は「前半に余力を保ち、後半で残した力を一気に出す賢い走りをした」と評価した。

 ラストの7区の河野友誠選手(3年)は一つ順位を下げて6位でフィニッシュ。「ラスト1キロで福島県代表に抜かされて、余裕がなくなってしまった。最後の余力がなくなってしまった」と振り返った。

 ◆女子

力尽くし17位 最後に意地2人抜き

17位でフィニッシュする竹原選手

 昨年は4位と初入賞を果たしたが、今年は17位。それでも選手層の薄さとけが人の続出を考えると、「自分たちの力を出し切った」と選手たちは口をそろえた。

 1区を走ったのは、3年連続都大路出場のエース・磯部涼美選手(3年)。20分16秒と県予選、九州大会のタイムを約30秒縮める走りを見せたが、エースのそろう1区では更に速い走者が続出。3キロ通過地点から徐々に差が開き、17位でたすきをつないだ。

 しかし、2区のメアリー・ムイタ選手(2年)が安定した走りで区間順位5位と好走し、順位を七つ上げて10位にまで上げた。

 3区の板井加奈選手(同)は、15位に後退。前半のハイペースで後半の上り坂で失速した。都大路初出場の板井選手は「順位を落としちゃだめだと緊張して飛ばしすぎた。後半に追いつこうと思っても体が動かなかった」と悔し涙を流した。

 けがから復帰した4区の武井萌夏主将(3年)も、「緊張しているつもりはなかったがスタートで固くなってしまった。下りで勢いよく走れなかった」。順位は19位と更に後退した。

 巻き返しをかけて最終区5区の竹原さくら選手(1年)は「とにかく前の人を1人ずつ抜いていこう」とたすきを受けた。ラスト約2キロで一人を抜き、1キロ地点と競技場のトラック残り500メートルで2段階ギアを上げ加速。もう一人を抜き去って17位でフィニッシュした。県予選、九州大会の自身の記録を更新する16分28秒で終えた。

 目標の入賞は果たせなかった。武井主将は「けがも多く人数も少ない中、一人一人がやるべきことをしてこの結果だった。全国大会をこのチームで終われて良かった」と話した。

「じいちゃんに見せた」 遠入剛選手(3年)

 「じいちゃんとチームのために全力を尽くす」。各県代表のエース級がそろう1区(10キロ)をどう走るか。チームの大きな課題だった。

 29分23秒。県予選大会の記録を30秒以上縮めた。もっと良い順位になれたと思う一方で、会心の出来でもあった。「じいちゃんに良いところを見せられた」と胸をなでおろした。

 祖父の一馬さんは幼い頃、共働きだった遠入選手の両親に代わって一緒に遊んでくれた。駅伝が好きで、テレビで箱根駅伝を見ては「剛ちゃんもこんな風に活躍するといいね」とにこにこ笑っていた。しかし中学2年の時に脳梗塞(こうそく)で他界した。

 東明では1年からチームの主力として都大路を走った。昨年の都大路では、けがをした先輩に代わってエース区間の1区を走った。しかし緊張からか思うように足が前に出ず区間順位33位と苦い結果を味わった。

 だからこそ、今年にかける思いは格別だった。一馬さんの「頑張ってる姿見せてな」という言葉を胸にトップ集団にくらいついた。

 最後の都大路が終わった。卒業後は国士舘大学に進学。陸上部に入り箱根駅伝を目指す。「駅伝でも1区を走って1桁順位を狙う。じいちゃん、見守っててね」。【河慧琳】


 【男子の記録】※丸数字は区間順位

1区(10キロ)     遠入剛       3年 29分23秒(11) 11位

2区(3キロ)      青木森       3年  8分28秒(24) 12位

3区(8.1075キロ) ダンカン・キサイサ 2年 23分49秒(5)  7位

4区(8.0875キロ) 上野優人      3年 23分30秒(14)  6位

5区(3キロ)      小山晴空      2年  8分45秒(11)  6位

6区(5キロ)      庭瀬俊輝      2年 14分22秒(4)  5位

7区(5キロ)      河野友誠      3年 14分35秒(14)  6位

 記録=2時間2分52秒

 【女子の記録】※丸数字は区間順位

1区(6キロ)      磯部涼美     3年 20分16秒(17) 17位

2区(4.0975キロ) メアリー・ムイタ 2年 12分59秒(5) 10位

3区(3キロ)      板井加奈     2年 10分35秒(35) 15位

4区(3キロ)      武井萌夏     3年 10分27秒(35) 19位

5区(5キロ)      竹原さくら    1年 16分28秒(10) 17位

 記録=1時間10分45秒

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