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優生社会を問う

「優生」は終わっていない――。障害者や性的少数者などへの差別は今も続いています。あらゆる生を肯定する社会への道筋を探ります。

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地域で暮らす/上 障害者拒み、共生遠く 入居者「どこに住めば」

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「運営反対」などと書かれたのぼり旗が立ち並ぶ道を歩くグループホームの男性。「やっとたどり着いた場所なのに」と語った=横浜市都筑区で、上東麻子撮影
「運営反対」などと書かれたのぼり旗が立ち並ぶ道を歩くグループホームの男性。「やっとたどり着いた場所なのに」と語った=横浜市都筑区で、上東麻子撮影

 障害者施設を巡り、過去5年間に少なくとも全国で68件の建設反対運動が起きていた。障害者差別解消法の施行から3年がたったが、依然としていわれのない差別に苦しむ障害者の実態が見えてきた。障害のあるなしに関係なく市民がともに暮らす社会の実現への課題を探るため、現場を歩いた。【上東麻子、千葉紀和】

 「運営反対」「地域住民の安全を守れ」――。今年11月、横浜市都筑区の住宅街に建てられた障害者グループホーム(GH)周辺の民家十数軒には、こう書かれた30本以上の大きな黄色いのぼり旗が並んでいた。

 このGHは、同市が2018年3月に設置を認めた。運営事業所で訪問看護サービスを展開する「モアナケア」(同区)は地元住民の求めに応じ、同年12月と今年1月に説明会を開いた。だが、住民は「地価が下がる」「子どもたちの安全が脅かされる」などと主張し、開設に反対。3月になると一斉にのぼり旗を立て、開設反対の署名約700筆を同市に提出した。

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