電通過労自殺4年「まつりの友人が結婚したと聞くたび、本当にいないんだと…」 母の手記全文

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2010年3月、高校卒業後の箱根旅行で写真に納まる高橋まつりさん(右)と幸美さん=高橋幸美さん提供
2010年3月、高校卒業後の箱根旅行で写真に納まる高橋まつりさん(右)と幸美さん=高橋幸美さん提供

 電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が過労自殺して25日で4年。母幸美さん(56)の手記(全文)は以下の通り。

  ◇ ◇ ◇

 まつりと会えなくなったつらいクリスマスがまためぐってきました。

 これまでの4年間あたたかく見守り寄り添ってくださったみなさまに感謝を申し上げます。

 しかし娘を失った悲しみはどんなに時が過ぎても癒えることはありません。まつりの笑顔が私の幸せ、生きる希望だったからです。まつりは元気で明るくおしゃべりな娘でした。富士山を眺望するふもとの町でまつりと一緒に過ごした日々は私の大切な宝物です。小川でカニを捕まえたり、レンゲやつくしを摘んだり、公園に行くとブランコを思いっきりこいで「お母さん見て!」と言っていた無邪気な笑顔ばかり思い出されます。

 おとなになったあの子は「私は赤ちゃんを産んでも働くから、お母さんが育ててね。お母さんが絵本を読んでね。私にしてくれたみたいに…」と言いました。まつりが生きていたら28歳。

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