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奇跡の傍らで

高齢出産、リスクだけ? 出生数、大幅減の衝撃=荻田和秀・りんくう総合医療センター産科医

高齢になるほど下がる妊娠率。海外で若い女性から卵子の提供を受ける人もマンガ「コウノドリ」Ⓒ鈴ノ木ユウ/講談社

 2019年の出生数が大幅に減少して87万人を下回るという厚生労働省の推計に衝撃を受けました。僕が医者になった頃は120万人の出生があったことを考えると、この30年で30万人以上出生数が減ったことになります。お産が減るということは子どもの数が減り、高齢化が進むだけでなく、人口減少につながります。

 さらにこの30年の大きな変化として、出産年齢の高齢化があります。つまり高齢出産の増加です。35歳以上の出産を高齢出産といいます。厚生労働省の人口動態統計をみると、30年前に35歳以上の出産の割合は全体の10%だったのが、現在は30%近くに達しています。その理由として、近年の女性をとりまく社会情勢の変化が挙げられていますが、それ以外にも生殖補助医療(不妊治療)の発達と一般化があるとされています。

 40代や50代で出産した著名人のニュースを目にしたことがあるでしょう。僕自身も56歳の妊婦さんを受け持ったことがありますし、世界最高齢の出産は70代とも報道されていて、生殖補助医療もここまで来たか、という感があります。

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