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ハンガリー・闘士の「変節」

/2 EU資金、政権の「裏金」

エリオス社によって設置されたLED街灯=ハンガリー北部シゲトセントミクローシュで2019年11月4日

 「我々は国家の主権を強めなくてはならない。欧州は我々のよりよい未来を約束してくれないのだから」=ハンガリー・オルバン首相(2015年、ハンガリーメディアのインタビューで)

     ◇

 「3社の入札申請書が全て同一人物によって書かれていた」。毎日新聞が入手した欧州不正対策局(OLAF)の捜査書類には、ハンガリーで実施されたLED電灯設置工事の「不正」が記されていた。工事の総額は4370万ユーロ(約53億円)で、ほぼ全額が欧州連合(EU)による補助金の対象だ。全ての工事を落札したのはオルバン首相の義理の息子が経営していたエリオス社だった。

 OLAFは17年末、過去数年間に実施されたLED工事について「深刻な不正がある」とする報告書をハンガリー検察に送付した。複数の関係者によると、エリオス社はオルバン氏の側近が首長を務める市など20以上の自治体で工事を受注。表向きは競争入札で選定されたが、実際にはエリオス社以外は落札できないような条件を付けて行われていた。時には、他社の入札書類を偽造し、公平な入札に見せかけていたという。

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