原子力規制委員会は26日、2011年に事故を起こした東京電力福島第1原発の3号機の動画を公開した。12日に3階の内部などを調査した時に撮影。事故後、3階の詳細な動画が公表されるのは初めて。散乱したがれきなど事故の生々しい痕跡と、依然として高い線量の状況がうかがえる。
公開された動画は約15分間。規制委の事務局となる原子力規制庁の職員6人が、建屋1階の南東側から階段で上がり、3階部分は約6分間かけ調べた。
映像を見ると、太いはりが損傷し、天井は大きくたわんでいた。「広い面積で上から大きな力が働いた印象」。26日、東京都内で開かれた規制委の事故分析の検討会で、調査を指揮した安井正也・原子力規制特別国際交渉官がそう報告した。配管などが破損し金属片が散らばった様子や、天井のコンクリートが抜けて空が見える場面もあった。
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