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相模原事件を考える~公判を前に

競争の怖さ、自覚を 作家・雨宮処凛さん(44)

雨宮処凜さん=根岸基弘撮影

 生産性がないと存在しちゃいけないという空気が社会にあり、心のどこかで「いつかこんな事件が起きる」と予兆のようなものを感じていました。周りには植松聖(さとし)被告(29)の主張を「否定しきれない」という人もいます。この空気のおかしさを焼き付けておかないと、エスカレートしてしまうと思いました。

 今、皆がつらい状況にあると思います。マイノリティー性や弱者性がある人は何らかの支援の対象になり、特権を得ているように見られている。かたや苦しいのに何の支援も受けられないと感じている人がいる。競争社会の中、負けたら自己責任で死んでくれと言われる。そんな社会で生きるつらさが不寛容な言葉に表れ、広がっています。

 植松被告の背景には(平成不況のあおりを受けた)ロスジェネの私にも共通するような「剥奪感」が垣間見え…

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