前を向いて、レッツ・ギョー!! 千葉県民さかなクン、台風復興のエール

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復興に向けてのメッセージなどを語ったさかなクン=東京都港区で2019年11月21日午後3時14分、尾籠章裕撮影
復興に向けてのメッセージなどを語ったさかなクン=東京都港区で2019年11月21日午後3時14分、尾籠章裕撮影

 2019年9月の台風15号、同10月の19号、21号の影響による大雨と三つの災害に立て続けに襲われた千葉県。復興に向けて歩みを進める被災者へのメッセージや千葉への思いを、同県館山市在住の東京海洋大名誉博士で画家のさかなクンに聞いた。さかなクンは「ギョ一緒に前を向いて、レッツ・ギョー!!」とエールを送っている。

【聞き手・町野幸】

被害の大きさにびっくり

 台風15号が上陸したときは仕事で滞在していた秋田県でニュースを見ながら、千葉のことをずっと心配していました。「いち早く帰りたい」と思い続け、数日たってから夜中にようやく館山市に戻ると、あたりは停電して信号機もついておらず、道も町中も真っ暗。明るくなってから周囲の光景を見ると、住宅の屋根や建物が壊れ、山もバリカンで刈られたように木がなぎ倒され、こんなに大変なことになっているのか!!とびっくりしました。

 南房総市に住む親戚の家も屋根瓦が吹き飛ばされるなどして被災しました。さかなクンの家では一緒に暮らしていた尊いお魚たちが停電が続いたため10匹ほどが残念なことになりました。漁師さんたちからは、番屋(作業する建物)が壊れてしまったり、市場の機能が止まって水揚げができなくなったりして生活が大変になっているという声を聞きました。その後に続いた10月の台風19号や、21号による大雨で川が氾濫して浸水するなど、被害の甚大さに驚きました。同じ千葉県民としてお力になれることをしていきたい思いです。

東日本大震災被災地も応援

 11年に東日本大震災が起きた際、東北の各地を訪れました。「こういう状況のときに普段みたいに『ギョギョッ』とは言えない」と思っていました。ところが、「あーっ! さかなクンが会いにきてくれた!」ととても喜んでくださり、自分が会いに行くことが元気をお届けすることになるのだと実感しました。普段お仕事で、全国を巡らせていただいていますが、昨年の台風以降はできるかぎり館山に帰って、皆さまとお会いして交流する機会を作るようにしています。

 名誉駅長を務める「渚の駅たてやま」にも何度も帰り、親友で千葉市出身のお笑い芸人、小島よしおさんに呼びかけて一緒に館山市内の小学校も訪問しました。小島さんは海外でのお仕事から帰国された翌日に駆けつけてくださいました。小学生の皆さまは笑顔で大喜び! 本当に「よかったあ」と思いました。これからも元気…

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