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「罪を犯す人と傍観者は地続き」取材20年のネット事件簿、フリーライター渋井哲也の警鐘

「罪を犯す人と傍観者は地続きだ」と語る渋井哲也さん。生きづらさを抱えた若者たちを見つめてきた=東京都新宿区で、中嶋真希撮影

 「罪を犯す人と傍観者は地続きだ」--。出会い系サイトや自殺サイトなど、ネット上に居場所を求める若者や、それがきっかけで起きた事件を20年以上取材しているフリーライターの渋井哲也さんは、「ある瞬間までほかの人と変わらなかった人がつまずいた先に事件が起きる」と指摘する。自殺を望む女性に近づいて殺人を繰り返した座間事件や、出会い系サイトをきっかけに起きた監禁事件、自殺系サイトで一緒に死ぬ仲間を募る集団自殺などを取材。今年の夏に平成のネット事件史をまとめた新著「ルポ 平成ネット犯罪」(ちくま新書)を発表した。つまずいた若者たちを見てきた渋井さんは、「再チャレンジできない社会」に警鐘を鳴らす。【中嶋真希】

 ツイッターで自殺願望をほのめかす女性をターゲットに「一緒に死にましょう」などとメッセージを送り、近付いて殺害した座間事件。男女9人が犠牲になった。渋井さんは白石隆浩被告と面会し、著書「平成ネット犯罪」にその時の会話をおさめた。

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