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自らの報道局にカメラを向けた「テレビの自画像」 ドキュメンタリー映画「さよならテレビ」 土方宏史さんインタビュー

「『テレビはもう終わりだ』と思っている若い人たちにも見てほしい」と語る「さよならテレビ」の監督、土方宏史さん=東京都新宿区で2019年11月20日、西田佐保子撮影

 東海テレビ開局60周年記念として2018年9月2日に放映後、賛否両論が巻き起こったドキュメンタリー「さよならテレビ」が映画化され、20年1月2日に公開される。「テレビは“マスゴミ”とたたかれているけれど、実際、メディアはどうなっているのか」。映画の冒頭、報道フロアで同僚らに撮影の意図を説明するのは、監督した東海テレビの土方(ひじかた)宏史さん(43)。自社の報道局にカメラを向け、現場を赤裸々に、一切の“そんたく無し”で映し出すには、相当の覚悟があったはずだ。「テレビ放送後、同僚との関係も変わったのでは?」と土方さんに問うと、「実際そうなっています。もちろんです」と即答した。【西田佐保子】

 視聴率が名古屋地区で2.8%と振るわなかったが、放映後に話題になった「さよならテレビ」。録画されたDVDがメディア関係者を中心に出回って上映会が開かれ、今年の「あいちトリエンナーレ」で上映された際には全回満席になった。

 視聴率の低迷、権力監視機能の低下、働き方改革、正社員と非正規社員の格差、視聴者の高齢化など、言論機関としてのテレビのさまざまな問題を浮き彫りにし、「ジャーナリズムとは何か」を問うドキュメンタリーだ。とはいえ、社会派の硬派な作品を想像して身構える必要はない。カメラに映し出される現実は重く厳しいが、何よりまず純粋に面白い「一級のエンタメ作品」なのだ。

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