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カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る疑惑は、現職国会議員の汚職事件へと発展した。東京地検特捜部に逮捕された衆院議員の秋元司容疑者はIRを担当する要職を歴任し、参入を目指す業者との関係を深めていった。たたき上げの政治家に何があったのか。

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IR参入汚職/下 政治家人脈見せつけ 中国企業顧問 海外拠点「ブローカー」

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秋元司議員(右)の執務室で記念撮影に臨む紺野昌彦容疑者=紺野容疑者のインスタグラムより
秋元司議員(右)の執務室で記念撮影に臨む紺野昌彦容疑者=紺野容疑者のインスタグラムより

 今月中旬の夜、那覇市の男性の元に、一本の電話があった。電話の主は、ビジネスパートナーの紺野昌彦容疑者(48)。「軟禁状態」にあると切り出し、続けた。「ほんまのこと言っておきます。特捜部にガラ(身柄)押さえられてますねん」

 紺野容疑者は東京地検特捜部から連日、聴取されていると明かした。「こうなったらしゃあない。(特捜部は)全部知ってるから無理や。何も隠されへん」と言って、衆院議員の秋元司容疑者(48)に現金を渡したと話した。特捜部にマークされている秋元議員を相手に「派手な動き」をしたと後悔していたという。

 25日、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、紺野容疑者は贈賄容疑で、秋元議員は収賄容疑で逮捕された。紺野容疑者の肩書は、中国企業「500ドットコム」の顧問とされた。

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