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もとをたどれば

パロマ 平和で豊かな暮らし願い

 給湯器やコンロなど台所機器を中心に展開するガス機器メーカー「パロマ」。名古屋に初めてガス灯がともって間もない1911年、この灯火にいち早く目をつけた小林由三郎(1883~1933年)が、市内の借家を改造して小さなガス器具工場「小林瓦斯(がす)電気器具製作所」を開いたのが起源だ。

 その後はガス器具のほかにパン窯や菓子焼き器を開発するなど事業を拡大。31年に「小林製作所」に改称した。戦時色が濃くなると、航空機部品が主力になり、工場が空襲を受けたこともあった。

 終戦後、ガス器具製造を再開。やがて一般家庭にガスが届くようになり、まきで湯を沸かしていた暮らしが一変した。温かい湯を使う「豊かで笑顔あふれる暮らしを届けたい」という願いから52年、ブランド名を、スペイン語で平和の象徴であるハトを意味する「パロマ」に決めた。64年、小林製作所の製造部門が独立し、「パロマ工業株式会社」となり、初めて社名に採用。翌年、残る部門も「株式会社パロマ」とした。2011年に、…

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