12日の下院総選挙で与党・保守党が圧勝し、ブレグジット(英国の欧州連合=EU=からの離脱)が確実となった英国で、今度はスコットランドの独立機運が再燃する可能性が出てきた。独立を目指す左派政党「スコットランド民族党」(SNP)が総選挙で大きく躍進したためで、独立の是非を問う住民投票実施を狙うSNPと実施を認めないジョンソン政権との対立が激しくなりそうだ。
総選挙では定数650のうち、保守党が過半数ライン(326)を大きく上回る365議席を獲得し、最大野党・労働党は203にとどまった。一方、改選前に35議席で第3党だったSNPはこの選挙で48議席と躍進、スコットランド全59選挙区の8割を占有した。
この記事は有料記事です。
残り1241文字(全文1542文字)
毎時01分更新
20日に就任する米国のバイデン新大統領の下、日米・米中関係…
◇宇佐見(うさみ)りんさん(21) 「胸いっぱいです」。率…
2021年は主な国際機関のトップを選ぶ五つの選挙が予定され…