台風19号で一部区間が不通となっている三陸鉄道リアス線で28日、田老―田野畑間(22・9キロ)の運行が再開された。田野畑駅には早朝から地元、羅賀地区の住民らが駆け付け、大漁旗などを振りながら「お帰りなさい」と声を上げて列車を迎えた。【三瓶杜萌】
リアス線は全長163キロの路線のうち、約7割が被災した。先月28日の津軽石―宮古間(9・2キロ)運行再開に次ぐ待望の復旧。残る不通区間は全体の半分になった。
同区間は摂待駅(岩手県宮古市)から南に約400メートルにある真崎トンネル(全長6532メートル)で10月13日、久慈側入り口から約200メートルまで大量の土砂が流入し撤去作業が進められた。約2カ月半、住民らは1日5往復の代行バスを利用した。羅賀地区のパート、熊谷裕美子さん(61)は「警笛が聞こえるのはうれしい。これを合図に朝支度をしてきたから」と、列車に目を細めた。
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