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「高校行きたかった…」重度障害、定員割れでも25回不合格 要医療ケアの21歳男性死去

11月17日に亡くなった渡辺純さん=母親のみささん提供

 「普通に生きたかっただけなのに」。普通高校への進学を希望して7年間浪人生活を送った脳性まひのある渡辺純さん(21)=千葉県成田市=が11月に亡くなった。定員割れにもかかわらず不合格となる「定員内不合格」が続いたため、母親、みささん(57)は国や県に是正を求めている。

 みささんによると、純さんはたんを吸引する医療的ケアが必要で、自力での移動が難しかったものの、小中生の時はバギー型車椅子を使って成田市立の普通学校に通った。中学には看護師が巡回し、急な体調悪化に備えてもらった。当時の担任教諭(50)は同級生も純さんと分け隔てなく接したと振り返り、「一緒に過ごすことで他の子の学びにもつながった」と語る。

 2013年から介助者を付けて受け続けた県立高校入試は追加募集も含めて27回不合格となり、うち25回が定員内不合格だった。理由を尋ねると、いずれの学校も「総合的な判断。障害が理由ではない」と答えたという。定員62人の2次募集に10人が受験して純さんだけが不合格となった定時制高校の教頭は取材に対し「入試の基準に従って判断している。不合格となった具体的な理由は答えられない」と述べた。

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