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安田賢治のここだけの話

私立大入試は安全志向が続く!?

年が明けると大学入試シーズンが本番を迎える=写真は今年1月の大学入試センター試験(東京都文京区の東京大で)

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 2021年春からスタートする大学入学共通テストは、11月1日に民間英語試験の成績利用の延期が発表され、12月17日に国語と数学の記述式の見直しが発表された。これで大学入試改革は骨抜きになり、従来のセンター試験とあまり変わらなくなった。

     これまでは大学入試改革のことがあって、「浪人できない」と考える受験生がほとんどだった。志望校選びも超安全志向と言われるほど、確実に合格できる大学・学部を受けようというのが主流だった。

     一般入試を諦め、推薦やAO入試を受けることにした受験生も多かった。しかも、ほとんど不合格者が出ない指定校推薦を目指す受験生が今年も多かった。この方式は、大学が募集する高校を決めておき、そこから出願があれば間違いなく合格する方式だ。そのため、応募する受験生が増え過ぎ、指定校推薦にもかかわらず、不合格者が出ていたと高校の進路指導教諭は嘆く。さらに、首都圏の中堅大学でも「評定平均値を上げてハードルを高くしたが、志願者は前年とあまり変わらなかった」という。

     このような中で、11月1日の発表以降、変化はあったのだろうか。経済的な問題を除けば、来年の受験生は浪人しても大きな不利にはならない。しかし、一般入試においても安全志向が続いているようだ。特に私立大では早慶上理(早稲田、慶応義塾、上智、東京理科)、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)が、いずれも昨年より志願者が減りそうだという。現段階で10%以上志望者が減っている大学も少なくないようだ。

     さらに、日東駒専(日本、東洋、駒沢、専修)、産近甲龍(京都産業、近畿、甲南、龍谷)の大学群も全体として志望者が減っているという。それより下の大学群では志望者が増え、逆に難化は避けられない状況になっている。年が明けると、私立大の出願が始まる。果たして、受験生の安全志向はどうなるのだろうか。

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