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ハンガリー・闘士の「変節」

/6止 「分裂」EU、制御できず

EUのハンガリーへの対応を説明するウィーン大のトビアス・シュペリ准教授=三木幸治撮影

 「(ハンガリーの『法の支配』のあり方を批判する欧州連合=EU=に対し)我々の名誉に傷をつけようとする前に、よく考え直した方がいい」=ハンガリー・オルバン首相(2019年、フィンランド首相来訪時の記者会見で)

     ◇

 「(反EUの言動を止めなければ)党からの追放を考える」。欧州議会の最大会派、欧州人民党を率いるウェーバー氏は今年3月、自らの会派に所属する「フィデス・ハンガリー市民連盟」に最後通告を突きつけた。だが、最終的に党内の意見をまとめることはできず、オルバン氏率いるフィデスを資格停止処分にしたものの、追放はできなかった。ハンガリーの親政府メディアは「フィデスは欧州議会で勝利した」と報じた。

 10年から強権国家の道を歩み出したハンガリー。だがEUは法の支配や報道の自由など、EUの原則を踏みにじるオルバン政権を止めることができていない。ウィーン大のトビアス・シュペリ准教授(政治学)は「理由は二つある」と指摘する。一つは、EUは完成した民主主義国家を加盟国として迎える前提で作られた組織であり、加盟後の国家を制裁する手段が少ないこと。もう一つは、中東から大勢の難民が押し寄せた15年以降、中…

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