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高校eスポーツ LoL部門 奇襲鮮やか、N高頂点

決勝でクラーク記念国際秋葉原と対戦するN高の生徒たち=丸山博撮影

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 29日に東京都渋谷区のEBiS303で行われた第2回全国高校eスポーツ選手権決勝大会のリーグ・オブ・レジェンド(LoL)部門で、N高(沖縄)がクラーク記念国際秋葉原(東京)を破って初優勝を飾り、参加した119チームの頂点に立った。準決勝は、N高が前回4強の横浜市立南(神奈川)に勝利。クラーク記念国際秋葉原は豊田工(愛知)を降した。

    選手起用も奏功

     猛攻で勝負が決まると、壇上で抱き合って喜んだ。「まりも」こと井上瑞貴さん(2年)は「モデルを目指す者もいれば、途中で転校してきた者もいる。変なメンバーばかりだが、まとまって勝つことができた」と笑顔で振り返った。

     2戦先勝方式で争われる決勝。第1試合で敗色濃厚となると、井上さんは仲間に呼び掛けた。「俺に懸けてくれないか」。チーム内で最高位のグランドマスターの称号を持ち、誰もがエースと認める井上さんの言葉に異論はなかった。相手が重要な拠点を取るために集団戦を仕掛けた瞬間、井上さんが相手の裏をかき、相手の本拠地に奇襲攻撃を仕掛けて先勝。第1試合を取った勢いのまま、第2試合も制した。

     井上さんは選手起用でも相手の裏をかいた。決勝まで温存していた「ShakeSpeare(シェイクスピア)」こと大友美有さん(2年)を起用。関東の公立高に在籍していたが、選手を集めるのが難しく、今夏、N高に転校した女子選手だ。「女性だからといってなめられるのが嫌い」と負けん気の強い大友さんだが、チームの攻撃の「アシスト役」に徹して初優勝に貢献した。

     通信制のためにメンバーが顔を合わせたのは数えるほど。だが、勝利という目標のための結束はどこよりも強かった。【田原和宏】

    次回はリベンジ

     クラーク記念国際秋葉原のリーダーで「Funahwi(フナフィー)」の名で活動する大村尚さん(2年)は悔しさを押し殺しながら前を向いた。「良い経験をさせてもらった」。憧れの優勝トロフィーは、近いようで遠かった。

     2戦先勝方式の決勝は第1試合で終盤まで優位に試合を運びながら、立ちはだかる「足止め役」に手間取り、自陣に攻め込まれて逆転負け。第2試合は個人技で上回られた。

     今大会のメンバーは全員2年生以下。大村さんは「(LoLは)負けた経験を生かしてこそ、やっと勝つことができるゲーム。次回はN高さんにリベンジしたい」と雪辱を誓った。【倉沢仁志】


     ■ことば

    リーグ・オブ・レジェンド

     世界中で親しまれている5人対5人で行う対戦型ゲーム。「チャンピオン」と呼ばれる能力や特性が違うキャラクターを140体以上ある中から1体ずつ選び、相手の本拠地の攻略を目指す。戦略や連携を必要とする。通称LoL(ロル)。

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