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冷凍食品100年 暮らしあたためて

20年超える「チャーハン戦争」 追求し続ける「本物の味」

冷凍食品のパッケージには、味や食感などの特徴をアピールする言葉が並ぶ=東京都千代田区で、玉城達郎撮影

 100軒以上の中華料理店に足を運んだ。「本当のチャーハンとは何か」。冷凍食品大手・ニチレイフーズ(東京都中央区)の家庭用商品部長、松田大資さんら商品開発チームは、その答えを求め続けた。

 定番商品の開発に各社がしのぎを削るさまは、「チャーハン戦争」とも呼ばれる。同社が冷凍チャーハンの改良に取り組んだ歴史は20年を超えるが、味を改良するための研究は今も続く。

 かつての冷凍チャーハンは、炊き込みご飯のようにコメに粘りが残った。中華料理店で提供される「パラパラ」の食感にはほど遠く、ギャップの解消が課題だった。さらに、フライパンで炒め直す方法から電子レンジ調理への移行に対応する必要もあった。

 鍵となるのは高温かつ短時間の調理だ。プロが作るチャーハンは中華鍋を使い、1分半から2分半程度で一気に加熱する。しかし、冷凍食品は大量の調理が基本だ。「料理した時の状態を再現するにはどうしたらいいのか」。松田さんらは、ご飯を投入するタイミングや鍋をあおる方法などを研究し、約4年かけて現在の「本格炒め炒飯(ちゃーはん)」にたどり着いた。

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