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検証

ヒアリ、定着防げ 東京港に「次世代」 巣崩壊へ毒餌4万個

 南米原産で強い毒を持つ特定外来生物「ヒアリ」の水際対策が正念場を迎えている。東京港で2019年秋に女王アリ50匹以上が見つかり、環境省は国内で繁殖した一部が飛び立ち拡散した可能性もあるとみて、活動が鈍くなる冬も監視や駆除を続けている。定着は阻止できるのか。【岩崎歩】

 環境省は19年11月、50匹以上の女王アリや巣が見つかった東京港青海ふ頭(東京都江東区)のコンテナヤード(47ヘクタール)内に毒餌を計4万個置いた。あえて毒の効果がゆっくり出るタイプの毒餌を選び、働きアリに巣に持ち帰らせて巣内の女王アリや幼虫に食べさせることで増殖を抑え、最終的に巣を崩壊させるのが狙いだ。これほどの量の毒餌を使ったのは国内では初めてで、20年3月末まで散布を継続する。

 これまでは見つかった場所から半径2キロ以内に限定して調査や駆除をしていたが、今回は羽を持つ女王アリが飛び立った可能性を想定し、2キロ超の地域でも調査した。大量の毒餌を散布すれば、在来アリや他の昆虫にも影響が出るため、巣がありそうな公園や団地の植え込みなどを中心に、おびき寄せる餌を15~30メートル間隔で設置。寄ってきたアリがヒアリかどうか観察する作業を繰り返した。

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